あなたは、どんな時にストレスを感じていますか?
イヤなことがあったとき?
イヤな人に会ったとき?
難しいことをやらされているときかもしれませんね・・・。
心理学的には、「自分では対処できない危険(問題)に直面したとき」とされています。
これは、「ラザルスの二次評価理論」というものです。
ある出来事が起きたとして、それがストレスだと感じるまでには、
2段階の評価しているということです。
第一段階では、その出来事が危険であるかどうか?という評価をします。
危険でなければ、ストレスにはならないと判断されて終了です。
もし危険であれば、第二段階へと進みます。
第二段階では、その危険な出来事に対処できるかどうを評価します。
自分の力で対処できるようであれば、ストレスではないと判断されますが、
自分の力で対処できないと判断されると、ストレスだと判断されます。
まあまあ、そうかもしれないね・・・
でも、だから何なの・・・?というくらいの話かもしれませんね。
ところが、ここに素晴らしいアイディアのヒントが隠れているのです。
それは、どうしたらストレスフリーになれるか?という疑問への答えです。
ストレスフリーになるためには、
第一に、何事も肯定的にとらえることができればストレスはなくなる。
これは、実は自己肯定感を上げるということでもあります。
自己肯定感の高い人は、周囲のことも肯定することができます。
自己肯定感が非常に高い人は、ストレスはかなり少ないと言えるでしょう。
第二に、何事にも対処できるという自信があれば、ストレスはなくなる。
これは、自己効力感という言葉で表現されています。
自己効力感は、無根拠に「できる」と思える感覚のことで、
自己効力感が高い人は、物事に対処「できる」と考えるのでストレスを感じません。
この二つの心理資源があれば、物事をストレスだと判断することがなくなります。
それはストレスが存在しないのと同じことですから、ストレスフリーになるのです。
だたし、重要なポイントがあって、
ラザルスの二次評価は決して意識的に行っているわけではないということです。
自分でも気づかない無意識のうちに評価をして、ストレスを感じているわけです。
従って、ストレスフリーになるための2つの方法も無意識レベルで行う必要があります。
無意識レベルでの思考をコントロールするというのはなかなか難しいわけですが、
心理療法ことばにする®のスキルで、十分可能です。
次回は、第1と第2の方法を、それぞれもう少し詳しく説明しますね。
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