結論的には、8割くらいの腰痛は解消できます。
何故ならば、腰痛を始めとした体の感覚の正体は、感情や気持ちだからです。
感情や気持ちはメンタルスキルでケアすることができます。
さて、昨日のブログでは、セドナメソッドを紹介しました。
ある刺激とある感情の紐づきを壊すという説明をしましたね。
例えば、
①【刺激】部下がミスをした
②【感情】イライラする
③【行動】怒鳴り散らしてしまう
というパターンを持っている人が居るとしましょう。
認知心理学という学問では、同じことを次の様に表現します。
①五感でインプット
②心で情報処理
③筋肉でアウトプット
ここで注意すべきは、②の情報処理は、
感情的に行われる場合と思考で行われる場合の両方を含めて、
「心で情報処理」と言っているわけですね。
ここで、インプットと感情の紐づきが強いと、思考は働かなくなります。
思考が働かないので、イライラのままに怒鳴り散らすという行動が生まれてしまいます。
そこで、その紐づきを壊すと、思考が働くようになります。
思考が働きだせば怒鳴り散らす以外の行動をとることができるようになるでしょう。
さて、ところで、以前、感情にはそれに対応する体感覚があると書いたと思います。
例えば、イライラする感情には、頭が熱いという体感覚が伴っているかもしれません。
(どんな感覚が伴うかは、人それぞれによって異なります。)
実は、感情の正体は、体の感覚と言ってよいでしょう。
今日はここまでのところ、感情の話をしてきていますが、ここから、体の痛みの話へと転換しましょう。
「感情の正体は、体の感覚」と上で述べましたが、
「体の感覚の正体は、感情」という逆もまた然りという関係が、高い割合で成り立ちます。
つまり、腰痛、肩こり、頭痛のような体の感覚の正体は、感情や気持ちであるということを言っています。
実は、先ほどの「②心で情報処理」というプロセスは実際のところ、「②心と体で情報処理」というのが正しい表現と言えます。
例えば、
①インプット 部下のミスで仕事が増えて働きすぎた
②情報処理 ひどい腰痛が発生した
③アウトプット 会社を休んだ
という人が居たとします。
この腰痛の正体は、「働きたくない」「給料が安い」「部下がむかつく」「休みたい」などという気持ちなのです。
ただ、その気持ちを深く強く抑圧しているため、気持ちとしてではなく、体の感覚としてしか現れることができないわけです。
昨日、セドナメソッドでは、刺激と感情の紐づきを壊すことができると書きました。
さきほど、体の感覚の正体は感情だとも書きましたね。
ということは、どういうことかというと、「刺激と感情の紐づきを壊すことができる」とはニアリーイコール「刺激と体の感覚を壊すことができる」ということでもあります。
要するに、
働きすぎて発生した腰痛は、心理療法で解消できるということであり、
例え働きすぎたとしても、腰痛が発生しないようにできるということです。
できるだけ簡単に説明したのですが、わかったでしょうか・・・?
ざっくり言いなおすと、
「感情と体感覚は同じものだから、腰痛のような体感覚はメンタルスキルで消せる」
ということを、説明したつもりです。
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