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執筆者の写真北林陽児

映画紹介『インセプション』


他人の夢の中に入っていく物語


今日は久々に、映画の紹介をします。


2010年公開の『インセプション』は、監督クリストファー・ノーラン、主演レオナルド・ディカプリオで、渡辺謙も出演しています。

クリストファー・ノーランと言えば、『インターステラー』『TENET』『ダークナイト』と名作揃いで、2023年現在で最高の映画監督かもしれませんね。


この映画は、主人公がターゲットの夢の中に入って、情報を抜き取ったり、植え付けたりするという物語です。


斬新だと思いませんか?


さらにアクション映画でもあるので、ターゲットの夢の世界つまり心の世界に入っていって、そこでアクションを繰り広げつつ、目的を達するわけです。



他人の夢の中に入ることは可能か?


劇中では主人公とターゲットが、なんらかの機械につながれた状態で眠りにつくことで、ターゲットの夢の中へと入り込んでいきます。


そういえば、子供の頃に、一緒に寝ていた兄弟と同じ夢を見るということが何度もあったことを思い出しました。


人間と人間は、常に同調現象を起こしながら生活をしているので、偶発的に同じ夢を見るということが起きるのは十分にあり得ることです。


では、偶発的ではなく、意図的に、そんなことが実際可能かというと、実はまあまあ可能で、そういうスキルを持っている人も実際に居ます。


私自身はそのようなスキルは持っていませんが、持っている人にやってもらったことはあって、とても面白い経験でした。



夢の中では時の流れが遅い?


劇中で、夢の中では時の流れが遅いという描写があります。


夢の中では何時間も経過しているのに、その夢を見ている肉体がある現実世界では数分しかたっていないという描写があります。


これは、実際の経験的にも確かにそうだなと私も感じています。みなさんも夢の中はずいぶん時間がたったような気がしたのに、目が覚めたら数分だったという経験がないでしょうか?


さらに、映画の中ではこの現象を使って、夢の中でさらに夢を見ることによって、時間を稼いで問題を解決するというシーンがあって驚かされます。



人間の内面世界をビジュアル表現


この映画はなんといっても、人間の内面世界をアクション映画という形でビジュアル表現した点がすごいと思います。


また、荒唐無稽なSFと見せかけておいて、そんなに非現実的な話でもありません。


人間の心、あるいは意識というものは、目には見えないため具体的な理解が難しいものです。


そこをビジュアル表現することによって、こんなことができるのだろうか!?という好奇心や探求心を刺激してくれる映画です。


Amazon Primeで公開されています。

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