現実問題は結局、心の問題

問題が起きたときの対応方法

私たちは、日々の生活の中で、様々な問題に行き当たるものです。

もしかしたら、人間関係、お金、健康と、次々に問題が発生しては、それに対応して・・・ということが人生の大部分なのかもしれませんね。

あなたは、そういう問題が降りかかったときに、どの様な対応を取るでしょうか？

多くの人の場合は、その問題の相手や対象に働きかけるのではないでしょうか？

例えば、部下や上司やお客さんと話し合うとか、お金を借りるとか、運動や食事を変えるとか・・・というような対策です。

もちろんそういう対応の仕方もあるというか、当たり前の対応ではないかと思うのですが、もう一つの対応の仕方として、「心の中で解決」するという方法があります。

というのも、結局のところ、そういう日々の問題というのは、その原因は自分の心の中にあるからです。

問題の根本的な原因は、心の中にある。

例えば、Aさん、Bさん、Cさんがいるとします。

AさんはCさんのことが好きですが、BさんはCさんのことが嫌いだとします。

まあ、よくあることですね。

同じＣさんと言う人物に対して、ＡさんとＢさんとで真逆の捉え方になるのは何故なのでしょうか？

もちろん、それは、「Ａさんの心」と「Bさんの心」が違うからです。

あるいは、Dさんは沢山食べるので太っていて、Ｅさんは小食で痩せています。

この二人の違いの根本は、食欲という面で心に違いがあるからです。

この2つの例から言えることは、問題の根本的な原因は、「心の中」にあるということなのです。

根本的な問題解決は、心の中で行う。

Ａさんは、Ｃさんのことを嫌いでなくなれば良いのです。

好きにならなくても良いので、嫌いでなくなれば、それで問題解決です。

喧嘩したり、話し合ったり、離婚したり、転職したりする必要はなくて、ただ自分の心の中で、嫌いでなくなればそれで問題は解決します。

Ｄさんは食欲をなくせばよいのです。心の中で「食べたい」と思う心を変えて、「食べたい」という気持ちがそもそも湧かなくなれば良いだけのことなのです。

実は、ほとんどあらゆる問題は心の中で解決可能で、自分の心の中で変化を起こすことができれば、その問題は自然と解決されます。

とうか、根本原因が心の中にある以上、心の中で解決しない限り、本当の問題解決はありえないのです。

そんなことができるのか？できます。

心理療法が何のためにあるかと言えば、そういうことのためにあります。

心の問題を解決していけば、人間関係、お金、健康、これらの問題は自然と解決してゆきます。

例えば、私は以前、摂食障害に悩んでいました。摂食障害を持っていると、まず健康を害することになります。それに食費にかなりのお金を費やすことになります。イライラしてしまって人間関係もうまくいかなくなります。

この問題の根本原因は、食欲にあるわけです。そしてその食欲は「心の空虚」が生み出していました。

ですから、「心の空虚」を解決してしまえば、食欲はなくなって「そもそも食べたいと思わない」という状態になって、摂食障害に付随する諸々の問題は全て解決します。

そんなことをするのが心理療法というもので、実際に私は「食べたい」という気持ちがかなり減ったというか、最近はもうほとんど湧かなくなってきています。

確かにかなりの期間はかかりましたが、最終的に摂食問題は解決できたと考えています。

摂食障害を一例として挙げていますが、それだけではなくて、これは全ての問題に言えることです。

人間関係、お金、健康全ての問題には、その根本原因となっている心の問題があります。そこの問題を解消することが結局は一番重要なのです。

そして、そのための具体的方法として、心理療法を使うのです。