感謝という語りつくされたテーマ
人生訓やら自己啓発やらスピリチュアルやら、そういうような界隈の中で、良く扱われるテーマですね。
このテーマの結論は分かりきっていて、最終的には「感謝しなさい」というお説教臭い話で終わるのがセオリーというものです笑
中には、「ありがとうと10万回唱えると奇跡が起きる」という斬新な説なんかもあります。
そんな語りつくされた感のあるテーマですが、挑戦してみましょう。
感謝は、宅急便の伝票に押すハンコ
感謝は、宅急便が届いたときに押すハンコに似ていると思っています。
荷物を受け取った時に、「受け取りましたよ」と認める意味合いで、押すのがハンコですね。
一方で、感謝は、何かの利益を受け取った、あるいは「お世話になった」と認めるのが感謝です。
宅急便の伝票は紙にハンコを押しますが、感謝は相手の心に押すハンコのようなものです。
ここで注目すべき点は、宅急便の伝票というものは、複写式になっていて、宅急便業者と受取人の両者が手元に残ることとなります。
それと同じように感謝も、相手と自分の両者の心に押す必要があるわけです。
伝票は貯まっていく
宅急便の伝票というものは箱に貼られていて、受取人は箱と一緒に捨ててしまいがちですが、配達業者はきちんと保管しています。
感謝というものも、相手と自分の心の中に保管されていきます。
誰かにハンコを押してもらった伝票が沢山ある人は、これだけの多くの人のお役に立てたなと幸せな気持ちになります。
逆に自分がハンコを押した伝票が沢山あれば、これだけ多くの人のお世話になれて幸せ者だなと思うことができます。
ところが、逆に、ハンコが押されていない伝票があったらどうでしょうか?
それは大変まずいわけですね。
「こういうことをしてあげた」という記録は残っているのに、「してもらった」という受領印が押されていない状態です。
複写式で、自分だけでなく相手にも、ハンコが押されていない伝票が残っていますから、非常にまずいわけです。
「感謝は足りていますか?」という質問
たまにセッションの中で、「感謝は足りてますか?」という質問をすることがあります。
多くの人がハッとした表情になってしまって、ちょっと意地悪な質問だなと思っています。
でも、感謝は伝票だと考えれば、多ければ多いほど良いということが分かるでしょう。
多くの先人が「感謝しなさい」というのは、そういうわけなんですね。
たまに、感謝ができないとか苦手という方もいらっしゃるのですが、そういう方には感謝のセッションを行うことがあります。
そうすると、突然世界が輝きだして、実は自分がいかに幸せなのかということに気づきます。
自分が多くの人のお世話になって、多くの利益を頂戴していると認めることができれば、それだけで幸せになれるということです。
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