自己肯定感で、容姿が良くなるという現象
さて、ここ最近、五感は心によって修正を加えられているという話をしてきましたね。
また、同時に、オペラ歌手のNさんの体験談も取り上げていました。
Nさんには沢山お褒めいただいて、恐縮でした・・・。
その体験談の中で、「目が大きくなって美人になった」という部分がありましたね。
今日はこの話を解説しましょう。
悩みを解消することで、視覚が改善する現象
まず、自己肯定感セッションを受けた後に、「目が開く」という現象はたまにあることで、それこそパカッと目が開きます。
また、物理的に目が開かないまでも、視覚がクリアになったとか、視野が広くなったとかいうこともちょくちょく起きる現象です。
これは、私に相談に来た段階で、悩みを抱えていて視覚に悪い影響がでていたという前提があります。
悩みによって、瞼(まぶた)が重くなったり、視覚が曇っていたり、狭くなっていたわけです。
その状態から、セラピーによって悩みを解消すると、視覚に変化が生じます。
脳の中での情報処理として見え方が変わるだけでなく、物理的な瞼の開き具合にも影響がでるわけです。
悩んでいれば表情は暗くなりますし、心が晴れていれば表情も明るくなりますよね。
セッションで悩みが解消されたので、瞼がパッと開いて明るい表情になると言えばわかりやすいでしょうか。
「異性を好きになると、その異性が美しく見える」現象
さて、それでは「美人になった」というのはどういうことなのでしょうか?
1つには、目が開いたり、表情が生き生きと変化したことで美しくなったという面があって、これは物理的な変化と言えます。
加えてもう1つ、最近説明してきた「心が視覚を修正する」という現象も生じています。
セッション前の自己肯定感が低い状態というのは、自分自身を否定的に捉えていましたらから、その否定的な考え方が自分の容姿の「見え方」に影響を及ぼします。
自分のことを「ダメな人間だ」と思っていると、「容姿もダメ」つまりブスに見えてしまうのです。
つまり、自己肯定感が低いと、物理的現実以上に自分自身の容姿が悪く見えてしまうということです。
自己肯定感というのは容姿だけでなく、性格とか能力とかを含めて総合的に自分をどう捉えているかということなのですが、その総合的な捉え方が否定的だと、容姿の「見え方」を悪くしてしまうのです。
ところが逆に、自己肯定感が飛躍的に高まると、自分自身の性格や能力や容姿などを総合的に肯定的に捉えるようになります。
すると、その捉え方が視覚に影響を及ぼして、容姿の「見え方」を良い方向へと修正します。
つまり、総合的に「良い人」である自分は、「容姿も美しく」見えるということです。
この現象を日常的な経験で説明するならば、こういう説明はどうでしょうか?
あなたは、異性を好きになると、「その人がカッコよく見えるようになる」という現象を経験したことはありませんか?
私は、結構ありました。
ざっくり言ってしまえば自己肯定感が高まるというのは、「自分自身のことを好きになる」ということです。
自分自身を好きになれば、自分の容姿が美しくに見えるというのは、異性を好きになる恋愛における現象と同じことで、自然なことと言えるでしょう。
つまり、視覚的な錯覚現象なのでしょうか?
さて、ここで理論的思考をしたがる人は「つまり美人になったというのは視覚的な錯覚ってことですね」と言い出すかもしれません。
ところが、単なる視覚的な錯覚とは言い切れない部分があって、そこがまた興味深いのです。
その話は大変興味深いのですが、今日は結構沢山書きましたので、この辺で終わりましょう。
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