ここのところ、サザエさん症候群の記事を書いています。
私自身が東芝に勤めていた頃に、結構苦しんだので、取組むモチベーションが強いように感じます。
まあ私の場合はサザエさん症候群なんて生易しいものではなくて、金曜日を終えて、眠りにつくと、気づけば日曜日の夕方になっている・・・。という感じでした笑
まあ、そんなことで、その状態を抜け出すべく心理療法の研究を始めて、今やセラピストになってしまいました。
おっと、サザエさん症候群の話でしたね。話が逸れました。
私がセラピーを行うのは日曜日の夕方というわけではありませんから、今まさにサザエさん症候群に苦しんでいる瞬間のクライエントと会えるわけではありません。
しかし、イメージをすることによって、その状態を再現することができます。
現実には火曜日の午後、水曜日の夜かもしれませんが、日曜夕方の気持ちになることができるわけですね。
で、その状態で何を行うかと言えば、その気持ちをゆっくりじっくり味わっていくわけです。
すると、その気持ちは、「嫌だなぁ」「行きたくない」「もっと休みたい」というような言葉で表現できることに気づくのですが、そのように表現できると憂鬱な気分は消え去ります。
そして、キチンと全て言葉にしきることができると、その時だけ楽になるだけでなく、その翌週以降の日曜でもサザエさん症候群は消え去っています。
まあ、そんなことは私がいつも書いていることじゃないかという声にお応えして、もう少しお役立ち情報を書きましょう。
嫌な感情というものは、言語化することができるとキレイに消え去るのですが、そこまでいかなくても楽にすることができます。
その方法は、言語化の前段階、つまり感情を良く観察して味わうことです。
言語化までできるとオールクリアになりますが、よく観察して味わうだけでも、軽くしたり消したりすることができます。
どうしてそんなことができるかと言えば、観察、味わう、言語化をすることによって、その感情を受け止めて理解することができるからです。
例えば、あなたが何かに怒っている時には、誰かにその怒りが受け止められ理解されると、その怒りは収まりませんか?
感情というものは、受け止められ理解されると、収まるようにできています。
つまりサザエさん症候群の憂鬱な気分をよく観察して味わいましょうというのは、自分で自分の気持ちを受け止めて理解することを、やりましょうということです。
言語化までいければ完全理解なのでキレイさっぱり消え去るのですが、観察や味わうだけでもそれなりに受け入れらたことになるので、軽くなるわけですね。
まあサザエさん症候群くらい長年の反復で深く学習されてしまっている感情を、それだけでどこまで効果的かはわかりませんが、軽い感情であれば、効きます。
ご自分1人でもできますから、試してみてくださいね。
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