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執筆者の写真北林陽児

体感覚に注目して、苦手克服てどゆこと?

昨日は、意識と無意識の仕組みとして、苦手克服法を解説しました。


なんとなくわかったでしょうか・・・?


無意識にある抑圧を、意識に上げると悩みや苦しみはなくなるということでしたね。


では今日は、目を閉じて視覚イメージと体感覚の声を聴くと、どうして問題を解決されるのか?という話をしましょうね。


それはもちろん、視覚イメージと体感覚の声を聴くこで、抑圧を意識へ上げることができるからです。


そもそもの話として、心というものは、どこにあるか?という話から始めましょう。


心と言うのは体全体にあって、様々な感覚を引き起こすことによって、感情や気持ちを表現します。


例えば、悩みを抱えていれば、体のどこかがモヤモヤしたりどんより重くなったりしますし、怒りを持っていれば、頭や胸のあたりに熱さがこみ上げてきます。


あるいは嬉しい時には、体全体に力が漲って活力が湧いてきます。


このように、全ての感情や気持ちは、体の中の感覚として現れてきます。


で、視覚イメージというのも同様で、客観的な物理的実体に、感情や気持ちを加味したものが見えてきます。


実のところ、視覚も五感の一部ですから、視覚イメージとはone of 体感覚と言えます。


従って心とは、「視覚イメージ体感覚で表現されるもの」と言うよりは、「視覚イメージ含む体感覚に表現される」を言う方が正しいわけです。


昨日、無意識に抑圧された気持ちは、無意識的な気持ちや行動として、あなたを支配すると書きました。


それはどのようなメカニズムで行われるかというと、この体感覚によって行われています。


例えば、頭では「無駄な買い物をしてはいけない」とわかっているのに、気づくとクレジットカードの支払いがヤバいという場合。


買い物をしたいと思う時、実際に買い物をしている時、心の中では何が起きていて、体の中ではどのような感覚が起きているでしょうか?


例えば、寂しさや不足感や欠乏感を感じていて、それは体の中では寒さ、穴が開いた感覚、空っぽな感覚などとして感じられるかもしれません。


そして、買い物をするとそれらの感覚が消えるというようなメカニズムになっているはずです。


つまり買い物をすると心が癒されるという心の仕組みがあって、それに支配されて欲しくもない物を買うという行動をとっているわけですね。


あなたは、このような体感覚ベースの心の仕組みに気づいたことはありますか?


多くの場合、このような仕組みに気づいていない、気づくことなく、買い物行動をとっているはずです。


この「気づかず行動をとる」ことこそまさに、体感覚ベースの無意識に支配されている状態で、この時、頭で行う思考は働いていませんし、場合によっては記憶にも残りません。


ゆえに、無意識的な行動という言葉で表現されるわけですね。


これは、快を得る目的、不快を避ける目的だけで本能的に行動をとっているわけで、人間的な知性はマヒして、動物のような行動原理だけで動いています。


さて、話をさかのぼって、この問題をどう解決するかと言えば、「無意識の抑圧を、意識に上げる」と言うお話でした。


そして、無意識の抑圧は、視覚イメージを含む体感覚で表現されるのでしたね。


それならば、「無意識の抑圧を意識に上げる」ことは、イメージを含む体感覚(=無意識の抑圧の表現)に対して、注目して意識を向けることでできるという理屈になるわけです。


もっと簡単な言い方としては、自分で自分の心に気を配りましょう。


その方法は、モヤモヤとかドンヨリとかそういう体の感覚に注目することですよ。


ということです。


さて、これで今日の課題の半分はクリアしました。


もう半分は、体感覚の声を聴く。コレ。


声を聴くってどういうこっちゃ?というお話です。


声を聴くと、心が癒されるのは何故なのだ?という議論がまだ残っていますね。


ま、それはまた次回ということで、夏休みの宿題は、後回しにするタイプです笑


今日も、お読みくださり、ありがとうございます。

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